何しろ孫娘と二人で観たディズニーのアニメ映画「塔の上のラプンツェル」であるだけに、その塔の印象が強く・・・それが近くにあるとなれば立ち寄らない手はなかろう。例え、それが・・・単にイメージが似ているというだけで人気になっている古城ホテルであってもだ。

　「いばら姫」と同じように、この「ラプンツェル」の話も又、グリム兄弟が収集した民話や昔話を童話として編集し直したものであるが・・・とても子供向に語れるものではない。当のグリム兄弟にしても過激な描写がある物語の展開を避けるようにして改定に改定を重ねて来たようだ。
　cf. グリム兄弟像（カッセル）

　それでもグリム童話のままでは子供向けには語れないレベルのものであろう。それをディズニーのアニメ映画「塔の上のラプンツェル」は子供と一緒に観られるものにしていた。

　聞きなれない「ラプンツェル」という言葉の意味も何も知る必要がなく、単に少女の名前として、そのまま受け入れることが出来る。

ラプンツェル　rapunzel
　ヨーロッパ民話の一。母親が魔女の庭のノヂシャ rapunzel を食べたために魔女に引き取られ、高い塔に閉じ込められて育った少女の話。グリム童話で有名。髪長姫。

by goo 辞書より引用

Hotel Burg Trendelburg

古城ホテル　トレンデルブルクを訪ねて（１４景） Hotel Burg Trendelburg, Germany　2014/06/19

ディズニーのアニメ映画「塔の上のラプンツェル」の イメージに似合うという人気の古城ホテルを訪ねる 　ナビの指示通りに・・・イタリアのトスカーナを思い起こさせる風景の中の道は、走っていても心地よい。とにかくドイツ中部・北部はまっ平らというイメージがあるが、この辺りは小高い丘が広がる緑豊かな牧場や草原で・・・高層ビルや、大きな岩がゴロゴロする荒野といったものは見当たらない。 　やがて小さな町の中に至るのだが・・・電信柱やクモの巣ような電線もない、典型的なヨーロッパの街並みが・・・早くもラプンツェルの世界へと思いを馳せさせるのであった。 　目指すホテルの案内板があった そのまま 指示する方向へ向かうと・・・ やがて、 初めて見る筈なのに 何故か 見覚えのあるかのような 大きな塔の姿が目に入った 「ホテル ブルク トレンデルブルク　Hotel Burg Trendelburg」 　ラプンツェルの長い髪に見立てた一本のロープが垂れ下がっていた。これは、本当の髪の毛で作られているという話もあるのだが、真偽のほどは知らない。 　ラプンツェルは育ての親のゴーテルから『外は危ないから』といって、塔の外に出ないように言われて育てられていた。それから１８年間が経っているというところから、映画の物語が始まる。何も・・・出るも出ないも、初めから出入り口が閉ざされているのである。 　当のゴーテルは、いつも塔の下からラプンツェルに呼びかけて、彼女の長い髪で引き上げて貰っていたのである。 　何はともあれホテルに泊まるのがベストだが先立つものがない。ただ、泊まらなくても庭やレストランに入るのは自由であるから、物語の雰囲気を味わうだけなら、これで十分である。 泊り客しか ここから先は入れない これまで塔と言えば 牢獄をイメージしていたが これなら高級ホテル並みの部屋になる ・・・と言うより、 実際に高級ホテルなのだが・・・ これも客室であろうか この古城ホテルからの眺め 　映画「塔の上のラプンツェル」に登場する風景は、もっと森深いものであるが、それは思い浮かべるしかない。それでも雰囲気は十分窺える。 これも客室であろうか ホテルの庭から見た塔の様子 　メインであるラプンツェルの塔の中にも有料で入れるようだ。入り口は奥に見えるが入らずに、次の訪問先である「いばら姫」のザバブルグ城へ向かうことにした。

「ラプンツェルの搭」　古城ホテル　トレンデルブルクを訪ねて　2014/06/19

cf. ノイバラ（野茨） 　cf. エピソード 1　「いばら姫」の舞台　ザバブルグ城を訪ねて